2019年1月に団体旗揚げとなったのたんぷ、今回が最終公演となります。
新型コロナウイルス感染拡大による休止期間があった為、実際的には2年2ヶ月の活動で計7公演28作品(他、音声ドラマ4作品)を形にする事が出来ました。
当初の予定としては、直近続けて利用していたアトリエTANTOOで足場を固めた後、ちょっとした規模の劇場だったり一般的にはそこでは演劇やらないよね?みたいなおもしろ会場へ活動の場を広げようとしていました。
しかし、先に寿命が来たようです。
2023年に入ってメンバーからコロナ疲れなどによる演劇活動の無期限休止と退団の希望があり、のたんぷが動き出した経緯や固まり始めた団体の在り方からして新メンバーを加入させる事も残ったメンバーのみで継続させる事も難しいと判断した為、メンバー全員が揃った状態で共に終わらせるに至りました。
不仲も不幸も起きないまま迎える寿命。もはや祝い事かもしれません。
2020年5月の上演に向けて稽古を行うも無期限上演延期となっていた「犬では無理がある」「猫に手を貸したい」に再び辿り着けたのは区切りが良いとも思っています。
延命も転生なく、これで終わり。
初日が明けた公演も活動を始めた団体も生まれてきた人間もいつかは終わりますが、終わった後にも誰かの中に残り続ける何かがあったりします。
それをどれだけ残せるかが存在していた意義ではないでしょうか。
残す気満々です。
のたんぷの終わりを見届けて頂けましたら幸いです。
Comments